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尾島正幸先生 医学博士

写真私のおすすめの一枚は「ムーン・リバー」です。

私とソリチューズとの最初の出会いは数年前、家族旅行で行ったホテルのショップで偶然見つけた時のことでした。展示されていた数あるタイトルの中でジャケット写真も神秘的で、試聴機から聴こえてくる心安らぐ自然音と耳慣れたメロディーにふと手にとったタイトルが「ムーン・リバー」でした。家族にも大変好評で、聴いているととてもリラックスした気分となり、以来心地よい睡眠へと導いてくれる就寝時に聴く我が家の定番となっています。

この自身の経験から音楽療法にとても関心を持つようになり、色々と勉強するようになりました。音と脳についてですが、専門の研究者によると「現代人は左脳の使い過ぎで頭が疲れており、その左脳を休ませるためには右脳を刺激することが必要である。」としています。また、ほとんどの音を右脳で聴く西欧人と異なり、日本人は自然音は左脳、音楽は右脳で聴くという見解もあります。

これらの背景からソリチューズは私が現在診療しているシックビルディング(又は、ハウス、スクール)症候群や化学物質過敏症の患者さん達にも効果があるのではないかと考えました。その理由として、シックビルディング症候群や化学物質過敏症の方々は嗅覚過敏が多いことや、脳の専門家によれば「不快なにおいで気分が悪くなったとき、右脳の方が大きく関与している。」ということから、嗅覚によって右脳に過剰な興奮がおきている可能性等を考慮すると、シックビルディング症候群や化学物質過敏症の方々には単に右脳だけを刺激するよりも、自然音と音楽の両方をバランスよく聴かせ左右の脳をバランスよく刺激・休養させてあげることが必要と思われます。ソリチューズはこのような要求を満たしてくれる可能性を持つ類まれなCDであると考えます。

写真また、心拍や脳波等、生体リズムは1/f ゆらぎであり、小川のせせらぎや小鳥のさえずり、海の音等の自然界の音も1/f ゆらぎを形造っています。よって1/f ゆらぎを持つ音楽を聴くことは、人間の感性や自律神経バランスにもマッチしているといえます。更に、音の知覚は耳だけでなく体全体で感じとっていることから、全身状態への改善も期待できるかもしれません。

ところで私が「ムーン・リバー」をソリチューズの数あるタイトルの中からおすすめする理由は、自然音の心地よさだけでなく収録曲が日本人の多くにとって多分スタンダードなナンバーであることです。つまり、まだソリチューズが初めてでどういうものかよくわからない方でも、聴けば自然音で段々と心地よくなってくると共に、この曲もあの曲も知っているということからソリチューズをリラックスして大変身近に感じることができると推測できるからです。そこからソリチューズの世界に興味を持つことで、更に他のタイトルも発展的に楽しんでいけることと思います。従って、「ムーン・リバー」はソリチューズ初心者の方に必聴の入門編とも言うべきおすすめの一枚といえるでしょう。

プロフィール

医学博士。労働衛生コンサルタント、日本医師会認定産業医、日本人間ドック学会人間ドック認定医、日本人間ドック学会人間ドック健診情報管理指導士。臨床環境医学、労働衛生学、予防医学が専門。現在、北里大学医学部衛生学公衆衛生学非常勤講師であると共に北里研究所病院臨床環境医学センターでシックビルディング(又はハウス、スクール)症候群並びに化学物質過敏症の診療と研究を行っている。また、以前並行して行っていた東京労災病院環境医学研究センターでの尾島氏の診療では、尾島氏が独自に考案した点滴療法とソリチューズを用いた音楽療法の組み合わせ療法(尾島―東京労災方式:OTR法)を行い、第14回日本臨床環境医学会(2005.7 久留米)、第15回同学会(2006.7 仙台)でもその成果報告を発表している。多業種で産業医としても活動中。

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